まずは自動延反機でまんべんなく布を伸ばし、
クセ・シワや縮みをなくして
なめらかな生地に仕立てます。
直接肌に触れる肌着だからこそ、
丁寧な工程を重ね、繊細に作りこんでいきます。
最新の3D裁断機は、プロジェクターと高性能カメラを搭載。
生地上に投影された原寸パターンに沿って、
全自動で生地をカットします。
1ミリのズレも逃さない正確さで、
日本人の体型に合わせた
こだわりの形にも対応できます。
縫製は、 日本の職人の手で一枚一枚丁寧に。
袖周りなど複数のパーツが重なる部分には、
特殊な「フラットシーマ縫製」を採用。
4本の針で布と布を縫い合わせつつ、
重なる部分を素早くカットし、
フラットな1枚布に近づけます。
襟ぐりは、身ごろパーツを襟パーツで挟み込む
「バインダーネック」という方法で縫いつけます。
縫い目の凸凹が気にならず、通常よりも伸びにくい
仕上がりなので、
デイリーユースの肌着にぴったりです。
仕上げのアイロンがけも手作業です。
機械で一度にプレスしないのは、
肩周りなどの立体部分がシワになるのを防ぐため。
パーツの形状に合わせて力加減やプレス時間を
絶妙にコントロールし、美しく仕上げます。
最後は検針器にかけ、針や異物の混入をチェック。
一般的な検針機は1.0mm以上の異物にしか
反応しませんが、今回はより厳密な基準を設定。
0.8mmの針も見おとさない厳密な判定で、
お客様の元へ安全な製品をお届けします。